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2017年に買ったCDを振り返ってみよう。

というブログを書こうと思い立ちiTunesにインポートした日を見返しながらタイトルを確認していくと、 どんどんさかのぼっていくうちに「えっこのアルバムは2015年だったのか…」とか「これはもう3年前…」などといったもっと最近購入したと思っていたものに多々遭い軽い浦島現象に苛まれ、こうしてあっという間に年をとっていくのだなとかいう、たかだかCDの追加日から人生を顧みることとなり、なんともいえない感情をどうにか追い払いながらこれを書いております。 (すみません なんか大げさな表現になってしまいました。ただ少々感慨に耽ったのは事実。)

...さてさてそんなことはどうでもいいのです。とっとと今年購入したものを挙げてみましょう。

■2017年購入CDリスト

2月

1. KID FRESINO / Salve

2. JJJ / HIKARI

3. febb / BEATS&SUPPLY 4月

4. BES / The Kiss Of Life

5. ISSUGI / The Very Best Of 7inc Tree

6. febb / So Sophisticated

7. DJ Kuroneko / OverCast 19 Situations In The Raw

8. ラッパ我リヤ / ULTRA HARD

9. KILLER BONG / 虫と水と雨

10. Ramza / Pessim

11. IO / Mood Blue

12. 志人/玉兎 × Jemapur / Eu here ia oe?

13. 唾奇 × SWEET WILLIAM / Jasmine

5月

14. DOWN NORTH CAMP / The Believable media is around us 6月 「CD届いてた。」

15. VaVa / low mind boi

17. BudaBro$e / BudaBro$e2

18. ISSUGI & GRADIS NICE / THE REMIX ALBUM DAY AND NITE

19. Kingpinz / Kingpinz

20. DJ Krush / 軌跡

21. Dony Joint / A 03 ale, ¥ella

22. ブレス式 / AsONE RAP TAG MATCH 20161230 (DVD) 7月 「CDが届いた。」

23. RITTO × OLIVE OIL / アブサン

24. C.O.S.A. / Girl Queen

25. MUD / Make U Dirty

26. CRAM / THE DEVIL IN ME

27. KILLER BONG / Sucking The Squid 9月 「CD届いてた。」

28. 16FLIP × BES / THE DEFINITION OF THIS WORD

29. ILLNANDES & ENDRUN / Czn’Pass

30. I-DeA / SWEET HELL

32. PUNPEE / MODERN TIMES

33. RAUDEF / UNISEX

34. DOGEAR RECORDS / 06-17 Mixed by DJ K-FLASH

35. ZEUS N’ LostFace / Scramble

36. Grades Nice & Young Mas / L.O.C -Talkin' About Money-

37. 6th Generation / Unstoppable

38. DINARY DELTA FORCE × MARCO POLO / EVERYONE D NOW

39. Bullsxxt / Bullsxxt

40. MAHBIE / Space Brothers

41. Conomark / LIFE[JAZZ]

42. KOJOE, MILES WORD, DUSTY HUSKY, OLIVE OIL / WID IT (デジタルDL) 11月 →「CD届いた(11月版)」 →「今週もCD届いた。」

43. ISSUGI / THE WAY (7inch)

44. KOJOE / here

45. doooo / PANIC

46. MARIA / Pieces

47. INO hidefumi / No Satisfaction

48. iri / life ep

49. Young Juvenile Youth / Mirror 12月 →「CDが届いてた(12月版)」 →「今年の〆(CD届いた12月版②)

50. WATTER / ブジサキワタル

51. NENE / NENE

52. MASS-HOLE / Blue Tape

53. ??? / ??? ←もうすぐ届く予定!

54. ??? / ??? ←もうすぐ届く予定!

以上の合計54枚。(デジタルDLなども入っているので枚というのは正確ではありませんが) 毎月CDを買っている感覚がありましたが、まとめてみたらそんなこともなかったです。 今年はFla$hBackS(←またそのうちリユニオンするでしょう)のそれぞれソロ作品から始まり、振り返れば「待望の」と頭につけられるようなものが多かったように思います。

待望のfebb 2ndアルバム、ラッパ我リヤ、TWINKLE+、Ramza、MUD、PUNPEE、などなど。

■待望のアルバム

そして今年手に入れたなかでも私が一番心待ちにしていたのが DOWN NORTH CAMP の「The Believable media is around us」です。

(正直なところ後述の理由で完成報告のメルマガが届くまでほぼ忘れかけていたというのはここだけの話...)

このアルバムはCREATIVE PLATFORMというところの企画で制作されたもので、これまでも様々なアーティストがここから作品をリリースしてきました。

CREATIVE PLATFORMから制作される作品は、一般的なお金を払ってすぐCDを手に入れるというかたちではなく、

まず(確か)¥5,000くらい払う、定員が決まっていてそれに達し次第締め切り、制作しながらなのですぐアルバムが手に入るわけではないがその過程でアーティストやその周辺の人による曲やMIXが配信される、リリースライブのフリーエントランスなど様々な特典が受けられるというのが特徴です。言うなればクラウドファウンディングみたいなものですかね。

好きなアーティストであればこれで¥5,000というのは私からすればとてもリーズナブルですし、アーティスト自身にとってもこれをつくってどのくらいバックがあるかという不確定なところが多少はっきりさせられるという部分はなかなかいいんじゃないかと勝手に思っていました。 で、総じて一つのプロジェクトはだいたい半年ほどで終わるのですが、このDOWN NORTH CAMPにいたっては企画アナウンスが最初にあがったのが2014年。つまり足がけおよそ3年です。(←忘れていた原因) ISSUGIをはじめとするDNC周辺の作品もこの企画の外でちょくちょくリリースされていたので待たされたという感覚はあまりありませんが、このメンツが一堂に会したアルバムはとても待った甲斐があったと言えるもので、これだけ時間がかかったということから今後また新しいアルバムができることはないんじゃないかと思ってしまうところもありますし(←いやできることならどんどんつくって欲しい)、何より、もうこのアルバムは普通に購入することができないというのがとても特別感があって良いです。

一応情報の肥やしとしてトラックリストを載せておきましょう。

■DOWN NORTH CAMP / The Believable media is around us

DOWN NORTH CAMP - The Believable media is around us

01. Monday / OYG, 仙人掌, CENJU, YAHIKO (Prod. by JJJ) 02. I can / OYG, YAHIKO, Mr.PUG, 仙人掌 (Prod. by Qroix) 03. Barcode / CENJU, YAHIKO, Mr.PUG, OYG (Prod. by JJJ) 04. Breath Feat. YUKSTA-ILL / Mr.PUG, CENJU, 仙人掌, J.COLUMBUS (Prod. by Budamunk) 05. One Day Feat. OI / CENJU, J.COLUMBUS, Mr.PUG (Prod. by ALLED Beat) 06. Bomberman / OYG, Mr.PUG, ISSUGI, YAHIKO, 仙人掌, KID FRESINO (Prod. by IMG) 07. Gingira / TAMU (Prod. by 16FLIP) 08. Kung Fu Down / OYG, YAHIKO, 仙人掌 (Prod. by OJIMA) 09. Yoruni / CENJU Prod. (by DJ Highschool) 10. Siren / YAHIKO, KID FRESINO, OYG, ISSUGI, CENJU, Mr.PUG (Prod. by 16FLIP) 11. BLAM! / OYG, ISSUGI, Mr.PUG, YAHIKO, 仙人掌 (Prod. by DJ Scratch Nice) 12. I'm Good Feat. ERA / CENJU, YAHIKO, OYG (Prod. by DJ Scratch Nice) 13. Pyramid / YAHIKO, 仙人掌, OYG, Mr.PUG (Prod. by QROIX) 14. HOME / 仙人掌, JJJ (Prod. by KID FRESINO) 15. Saturday / YAHIKO, OYG, 仙人掌 (Prod. by 16FLIP) 16. Callin' / YAHIKO, OYG, ISSUGI, 仙人掌, Mr.PUG (Prod. by 16FLIP)

いやはや豪華豪華。

特に14曲目の「HOME」はクラシックです。 それとちょっとした冊子も一緒に届きまして、内容は1ページごとメンバーの部屋と思われる写真が淡々と綴られたもの。文章も何もないので正確には誰の部屋なのかというのはわからないのですが、部屋にあるアイテムから何となくこれは誰のものかというのを想像するのが楽しい写真集でした。(制作環境とかを見るのが好きな私にとってはなおさら)

そんなわけで今年の

待望のアルバム賞

『DOWN NORTH CAMP / The Believable media is around us』

です。(←唐突に賞をつけ始める。)

■CHOJURO MUSIC AWARD 2017 (←完全に調子にのっている)

ではさらに今年特に良かったアルバムを選ぶとするならば、

 捨て曲がないアルバム賞 

『JJJ / HIKARI』

JJJのHIKARIはアルバムを通して聴いたときの流れが本当に良く気づいたら何回もループしており、いつの間にかiTunesの再生数をかなり稼いでいました。 アーティストに対して本当に失礼な言葉なのですが捨て曲がなく、コアな部分をおさえつつ、かといってとっつきづらくなっていない、聴きやすいので普段あまりヒップホップに馴染みがない人など幅広い人に薦められるアルバムなんじゃないかなと思います。まだ未聴の方はどうにかして是非聴いてみてください。

(今調べてたらamazonプライム会員ならPrime Musicで聴けるようです。チャンス!)

 期待値をはるかに超えたアルバム賞 

『ILLNANDES & ENDRUN / CZN’PASS』

そしてILLNANDES & ENDRUN。  →「CD届いてた。」 リリース前からsoundcloudにアップされていたHEARTBEATERを聴いたとき正直なところこのアルバムを買おうかどうか迷った記憶があります。 なんだかんだポチったわけですが、手元に届き全てを聴いたときには本当に買ってよかったと思えるもので、JJJ同様始まりから終わりまでの流れが良いということと、ブレないENDRUNのブーンバップスタイルとオフビート気味なILLNANDESのラップが非常にカッコ良く、言葉選びのセンスとそれらを心地よく音にはめていくヒップホップの言葉遊び要素がふんだんに収められたアルバムでした。 アルバムタイトル曲「CZN’PASS」のMVもDOGEAR周辺のいろんな人が映っているのと正統派BBOYがわらわらしている感じがとてもいいです。

あと番外編として、

 最高なミュージックビデオ賞 

『MAHBIE / Space Brothes』

MAHBIE&田我流による音楽が最高なのはもちろんのこと、 

このMVはある意味カオスだけどキャラクター設定みたいなのが面白くてとても好きです。

スタジオ石によってつくられたMVや映像が多く見られるようになってもうだいぶ経つ気がしますが、新しいものを見るたび、撮影方法や編集テクニックに磨きがかかっていくのが感じられますし、stillichimiya周辺は本人たちが気取らずに本気で遊びながら作品をつくってるのがとても伝わってきてそれを見る側としても非常に楽しい気持ちにさせられるのでとても好きです。そして根底にあるDIY感と地方都市から活発に活動しているというのも勝手にシンパシーを感じております。

先日最終話がアップされた「ONE MEKONG」もとても楽しませてもらいました。

(余談ですがだいぶ前の「オタク in THA HOOD」で、stillichimiyaかおみゆきchannelのときMMMが3DOで遊んでいるのが映っていて何故か未だにそれがすごく印象に残っています)

■(調子にのったのち)雑なまとめ

と毎年恒例、音楽系に限らずいろんなサイトで今年を振り返ったり「2017年のベストは」みたいなことをやってましたので私もマネしてやってみました。 まああれですね、実際やってみるとこれは誰かのためというより自分の頭の中を一年の清算として一旦スッキリさせるのにはとてもいいのかもと思いました。 また、ブログを始めたのが6月で、そのせいかそれ以降のCD一枚一枚がよく記憶に残っている気がします。(単純に記憶に新しいだけという気もしないわけではないけども…)

明らかに語彙が乏しいため私が受けとった感覚を的確に書けている気が全くしませんが、どんなものでも感想を持とうと、そしてこれまで頭の中をふわふわと漂っていたものをなんとかかき集めて下手なりにも文章にしてみようと以前より少し意識して聴くようになったというのが影響しているのだと思います。 なんかそれもブログを始めて良かったことかもしれません。そして2017年の備忘録としても。

サイドボード_引き出し

今年もあと僅かながら最後にあと2枚、良い締めくくりにさせてくれそうなものが届く予定がまだあるのでそれはとても楽しみなのですが、じわじわと気になりつつあるのが、この増え続けるCDをどうにかしようとつくったサイドボードの引き出しが来年の早いうちにはもう一杯になりそうということです。 

さてどうしたものか。何かつくる予感。(←あくまでも予感)

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