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BIM / The Beam

今日の南房総はわりと涼しいです。

真夏にこの気温が続いてしまったら少しさびしく感じるでしょうが、今年の殺人的な暑さを考えると週2日か3日ぐらい休暑日があったらいいなと切実に思います。

CD届いてた7月版その8です。

BIM / The Beam

BIM / The Beam

01. Power On (prod. BIM)

02. Bonita (prod. VaVa)

03. BUDDY feat. PUNPEE (prod. Rascal)

04. サンビーム (prod. Astronote)

05. Orange Sherbet (prod. BIM & VaVa)

06. Tissue (prod. JJJ)

07. Beverly Hills (prod. OMSB)

08. Starlight Travel (prod. Rascal)

09. D.U.D.E. (prod. Astronote)

10. TV Fuzz (prod. BIM)

11. Red Apple (prod. BIM)

12. Bath Roman (prod. BIM)

13. BLUE CITY (prod. BIM)

14. Magical Resort (prod. BIM)

15. Power Off (prod. VaVa)

16. Link Up [Bonus Track] (prod. Lanre)

OTOGIBANASHI'Sの「Pool (prod. あらべぇ)」のMVを初めて観たとき感じた「新世代来た」感は今でも強く印象に残っていて、

それ以降CREATIVE DRUG STOREの名の通り彼らの動向はクリエイティブで音楽以外の活動にも目を見張るものがありいつもワクワク感を掻き立てられています。

そんなCREATIVE DRUG STORE、THE OTOGIBANASHI'SからBIMの1stソロアルバム。

全16曲となかなかのボリュームでありながら彼の気の抜けたラップにより全く疲れずに聴ける作品で、

全体的に上モノが涼しげで非常に夏っぽくて良いなと思いました。

午後3時ぐらいのめちゃくちゃ暑い時間からクーラーが効いた部屋で聴くとより効能がありそう。

大まかに前半が外部プロデューサーを迎えてというかたちで、

VaVa、JJJ、OMSBとSUMMIT周辺の近しい人から、

PUNPEE「MODERN TIMES」でも見られたドイツのRascalや、

Kendrick Lamar「untitled 03 | 05.28.2013.」(「untitled unmastered.」収録)のプロデュースを務めているAstronoteといった海外勢もそれぞれ2曲ずつ参加していてこのアルバムの印象を決定付けるのに一役買っています。

BIMも自分でビートもつくる器用なアーティストであり後半はセルフプロデュースが主となっていて、

こちら側はOTOGIBANASHI'S的もっとはっちゃけた感じになるかと思いきや、比較的ゆったり落ち着いたアルバムの雰囲気を保ちながら終わりに向かっていきます。

(そしてボーナストラック「Link Up」にはフロムシカゴClassick StudiosからLanreが参加。この曲はアルバムの中では浮いた曲でどこかTERIYAKI BOYZっぽい)

「Bonita」や「Orange Sherbet」はだいぶ前にアップされていて当時はそこまでといった感想を抱かなかったものの一連の流れでこれらを聴くと不思議といい感じにはまっているなと改めて思いました。

個人的に好きなのはPUNPEE節全開ベタベタ展開曲「BUDDY」フック直前の「それじゃ板橋から中継しよう」のいかにもな狙ったベタベタリリック(←かなり部分的)と、「サンビーム」や「Starlight Travel」のモコモコフワフワサウンドが気持ちよくて好きです。

まあとにかく夏っぽくて良いアルバム。

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