PSYCHO PATCH / DIFFICULT TO CURE
CD届いてた7月版その7です。
あちーすね。
南房総は台風が近づいているからか多少風があるので少し救われてますが。
↑得体の知れない物体が写るグロテスクなジャケット
PSYCHO PATCH / DIFFICULT TO CURE
01. CAUTION
(prod. SICK BL)
02. NIGHT WALKER
(prod. SICK BL)
03. DIFFICULT TO CURE
(prod. SICK BL)
04. CRIME SCIENCE
(prod. SHAWN-D)
(prod. HASSY THE WANTED [THE BROBUS])
06. PUSH IT TO THE LIMIT
(prod. SICK BL)
07. DRAGONFLY
(prod. SICK BL)
08. PREDATORS
(prod. JJJ)
09. BLOOD STEW
(prod. MASS-HOLE)
10. VAGINA SNACK
(prod. SICK BL)
11. SEXOPSYCHO feat. B.D., NIPPS
(prod. MANTLE as MANDRILL)
12. THE DESERTERS
(prod. SICK BL)
13. SEXOPSYCHO REMIX feat. B.D., NIPPS
(remixed by SICK BL)
TRAILER
去年ILLNANDES & ENDRUNの「CZN'PASS」がリリースされ、この作品にやられたことをきっかけにPSYCHO PATCHをちゃんと認識しましてこっちも間違いないだろうということで購入いたしました。
SHAWN-D、ILLNANDES (aka DJ K-FLASH)、SICK BLの3人からなるfrom大阪、PSYCHO PATCHの2ndアルバム。
聴いてみて思うのは、まーこの3人、只者ではない気配をひしひしと感じます。
3人ともラップするし、SHAWN-DとSICK BLはビートメイクもするし、ILLNANDESはDJ K-FLASHとしてスクラッチャー(←今作でもキレッキレ)という3人だけでヒップホップの作品を完結させられるポテンシャルがすでにあるわけです。そしておそらくSICK BLはエンジニア的な役割も担っている。
各々がいろんな側面を持っていることで、グループとして組み合わせにより様々なバリエーションが生まれるのですごく良い体制だなと思いました。
今作13曲中9曲のトラックを手がけているSICK BL。彼のビートは少し冷たさを感じるもので、そこに乗るラップに時折現れるエロ&グロなワードが耳に刺さり、サイコでホラー、グロテスクなPSYCHO PATCHの太い輪郭を印象付け、
(「VAGINA SNACK」という際どい、というかギリギリアウトな曲名もすごい)
外部プロデューサーとしてHASSY THE WANTED(THE BROBUS)、JJJ、MASS-HOLE、MANTLE as MANDRILL、客演はB.D.、NIPPSと豪華な面々がうまい具合に混ざり合いPSYCHO PATCHを際立たせる良いスパイスになっています。
(JJJがこの雰囲気にどうコミットするのか気になってましたが、なるほど「tenchu」のイメージねとJJJの幅のある仕事っぷりを再確認)
PSYCHO PATCHと参加しているメンツ一人一人はものすごく濃い人たち(変態的)でありながら通して聴いたとき一つの作品として非常にまとまりのある印象を受ける良いアルバムだと思いました。
febbへのシャウトがあるのも胸熱。
(wenod) PSYCHO PATCH / DIFFICULT TO CURE
完全なる余談なんですがTRAILERなどで見られる白目むき出し写真は彼らだからこそアンダーテイカーを彷彿とさせて好きです。