MIKRIS / HELL
仕事で埼玉へ行ってました。
毎日天気予報を見るたび同じ関東でも気温は内陸の方が2、3℃高いので多少覚悟はしてたんですがやっぱり埼玉って暑いんだなってことを身を持って体感してきました。というか南房総も暑いは暑いんですけどまだマシなんだなと。
そしてこんななか建設現場など外で働く職人の方々、尋常じゃないなと。
どうかご安全に。マジで。
はい。
ということですでに8月なんですが、CD届いてた7月版その6です。
MIKRIS / HELL
01. HELL
02. Worlds goes Mad feat. J.Columbus, MASS-HOLE
(prod. MANTLE as MANDRILL)
03. Word of Mouth
(prod. HIMUKI)
04. Bag Snatcher feat. Nero Imai
(prod. DJ HIGHSCHOOL)
05. HSWR feat. UNDER$TABLE(Nero Imai, J.Columbus, OS3[←DJ HIGHSCHOOLのラッパー名義])
(prod. DJ HIGHSCHOOL & RAMZA)
06. Think About You
(prod. VOLOJZA)
07. Love
(prod. Ji2kia)
08. Crazies
(prod. BUSHMIND)
09. LLEH
10. A.I.
(prod. MASS-HOLE)
11. CB$ feat. Lil Paya
(prod. DJ HIGHSCHOOL)
12. A DAY IN MY MIND feat. PSYCHO PATCH
(prod. MASS-HOLE)
13. EGO TRIPPIN'
(prod. ZKA for GRUNTERZ)
-TAPE ONLY-
14. A DAY IN MY MIND (Remix) feat. PSYCHO PATCH
(remixed by SickBL)
15. Mosh Pit feat. Nero Imai
(prod. DJ HIGHSCHOOL)
MIKRISというラッパーを知ってから地味に20年近く経つんじゃないかと思います。
私がヒップホップを聴き始めた頃というのはNITROの面々が各々ソロ活動を活発に行っていたときで、なかでも特にDELIなんかをよく聴いていたものですからそこに客演でよく登場するラッパーという感じでMIKRISという名を刷り込まれてきました。
昔から聴いた瞬間彼の声だとわかる良い意味で一癖二癖あるラッパーなんですが、
今作を聴いても私のなかでの彼の印象というのは当初から現在までほぼほぼ変わっておらず一貫したスタイルが非常にいいなと思っているラッパーの一人であります。最初はこの声が結構とっつきにくいものがあったんですが聴いているうちクセになってきます。
さてそんな彼の新しいアルバム「HELL」。
何も考えず直訳すれば「地獄」といつにも増してストレートなホラータイトルでありながら、ジャケットにはこれまでの作品には類を見ないほどの抜けのある写真が使われ何か新しい側面を感じました。
内容として意外だったのは全体的にBPM遅めのトラックが多くトラップっぽいビートもあること、DJ HIGHSCHOOLが多く関わっていること、東海からNero ImaiやRAMZAが参加していたことと44BLOX勢が今回は一切いないということ。
私的にはそれらから彼の新境地を感じたんですが、改めて聴いて考えるとトラップビートに関していえばそこにMIKRISのラップが乗っかるともうトラップどうこうではなくそれはMIKRISワールドでしたし、プロデューサー陣や客演に関してもまあMIKRISが誰かに染められるわけもなく。彼のキャラクターの濃さや確立されたスタイルを逆に際立って感じられる作品なんじゃないかと思いました。
アルバム中一番好きなのは2曲目にあたる「Worlds goes Mad」で、MANTLE as MANDRILLによる非常に渋く怪しいビートとMIKRISのスタイルが見事はまっていて好きです。