宇多田ヒカル / 初恋
1998年に「automatic」がリリースされ、それまでの日本人アーティストとは明らかに違う人が出てきた感を目の当たりにしてからというもの、20年経った今でもアルバムがリリースされれば自動的にサンウィルシャインで購入してしまうという重い病気を患っている私はもう手遅れかと思います。
これを完治するにはクソアルバムを立て続けにリリースしてくれることが唯一の処方箋だと思うのですが未だその願いは叶っておりません。どうしたものでしょうか。
あYahoo知恵袋じゃなかった。
CD届いてた7月版その1でした。
↑ iPhoneの写り込みがこれほどまで申し訳ないと思ったことはない
宇多田ヒカル / 初恋
01. Play A Love Song (Drums : Chris Dave)
02. あなた (Drums : Chris Dave)
03. 初恋
04. 誓い (Drums : Chris Dave)
05. Forevermore (Drums : Chris Dave)
06. Too Proud feat. Jevon
07. Good Night
08. パクチーの唄 (Drums : Chris Dave)
09. 残り香
10. 大空で抱きしめて (Drums : Chris Dave)
11. 夕凪 (Drums : Chris Dave)
12. 嫉妬されるべき人生 (Drums : Chris Dave)
デビュー20周年ということにまず驚きですね。20年って...
宇多田ヒカルどうこうよりも自分もあれからそれだけの時間が経過してしまったという驚愕の事実。
彼女は年相応に音楽を進化させているのに私はといえば20年前と何ら変わらない思考回路、しかし容姿はオジサン化している逆コナンな現状に複雑な気持ちいっぱいであります。
さて聴く音楽が偏食気味な私からすると、
宇多田ヒカルが担うところは一粒飲めば足りていない栄養素を全て補えるというようなスーパーフード的な役割、
または私の音楽センサーを再起動させてフラットな状態にしてくれるデトックス効果が非常に高いものというようなところで、今作は前作の「fantome」と比べるとしっとりとした落ちつきのある印象を受け、より大きくその機能を感じられました。
このアルバムをヒップホップ側から見たとき気になるのは、
Jevonというラッパーの客演とChris Daveの活躍っぷり。
「Too Proud」という曲で今作唯一のフューチャングとしてJevonとあり、聴いたらなんかラップしているし
Jevonって誰や?ってまず気になるんですがちょっと調べてみるとどうやらイギリスのラッパーらしいです。
letter music (←こちらでちょっとだけまとめてくださってます)
今回彼が適任だったかは正直わからないところではありますが、まあ彼女が選んだという絶対的且つ圧倒的信頼感により私の中では肯定!ということでまとまりました。
そしてChris Daveに関してはクレジットを見ると12曲中8曲に参加しており、そのことからもこのアルバムにおける彼の役割がとても大きいことを十分に見受けられます。
「あっ! このドラムはChris Daveだ!!!」なんて私には到底わからないものなんですけど、ただ単純にビートメイカー的ジャズドラマーというような立ち位置の彼が参加していることが私としては嬉しいなと。もちろんJevonというラッパーが参加しているということも。
Youtubeなんかで宇多田ヒカルの曲をカバーしたのが見られたりしますが、本人以外がうたったときのまあこれほどまでにこれじゃない感を抱くものはなく、彼女の曲は彼女そのものだななんて思ったりします。
当たり前なんですけどね。