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今年の〆(CD届いた12月版②)


先日のブログでも触れたとおり今年最後になるであろうCDが届きました。

クリスマスに何の予定もない私はこれを自分へのクリスマスプレゼントということにして気を紛らわせることとします。

...。これは決して寂しい話では(ry

さて今回届いた今年を締めくくるCDは以下のとおり。

DJ PERRO & 4CE FINGER / EZONINJAZZ

DJ PERRO & 4CE FINGER / EZONINJAZZ
01. MEGAPHONE 02. BREAK SYSTEM 03. ICHI 04. ICE MEN 05. EZONONINJA 06. KONOMAMAGOTO 07. FLO BATTLE 08. TABIAKINAI 09. SPA TOUR 10. BUS STOP 11. EZONONINJA - EDO REMIX - 12. EZONONINJA - EZO REMIX - 13. TABIAKINAI - EZO REMIX - 14. JAZZOPNING
15. ICHI Skit
東京生活時代は下北沢のdiskunionに足繁く通ってまして、そこでよく目にしていた(というか素描のような顔が描かれたジャケットだからかよく印象に残っていたのかもしれない)CDの一つが DJ QUIETSTORM + 4CE FINGERの「JAPANESE ALIEN HUMAN BEING」で、当時の私にはDJ QUIETSTORMは超コアな(本当に光が届かないほど深部の)ヒップホップをやっているという印象があり、なかなかとっつきにくく感じてしまってましてついぞそれを購入に至ることはありませんでした。(tightのイメージ、「桑田つとむ」という別名、「中目黒薬局」とかいう怪しいレーベル名もあって謎が多すぎた。)
それもあって4CE FINGERというラッパーがいることはだいぶ昔から知っていたわけでありますが、改めて彼を認識したのはちょうど2年ほど前気まぐれにTSUTAYAで借りたDJ PERROの「Nico Studio Official Mix CD」がきっかけでした。(←これって調べてもあまり情報が出てこないんですけどTSUTAYAレンタル限定とか何でしょうか)
Ahmad Jamalの「What's New」から始まるこの洒落たMIXは、続く曲にそれをサンプリングしたDJ PERROらしいトラックがあり、そこに4CE FINGERの形容しがたい(強いていうなら[偶然にも北海道ということからも連想できる]SHUREN THE FIREの雰囲気にどこか通ずるような)ラップが見事にはまっていて、カッコイイな!となった次第です。
で今作「EZONINJAZZ」はそのカッコイイな!のDJ PERRO & 4CE FINGERによるコンビネーションを全編にわたって聴ける全14曲のフルアルバムなのでありまして(うち2曲は先のMIXに入っていた曲のフルバージョンが収録されていてそれが聴けただけでも大いに満足できるもの)、DJ PERRO特有の太いキックとちょっとシャリ感のあるハット、スネアで構成されるビート、現在から見ればローファイと言えるビートに十年ぐらい前のジャパニーズヒップホップを感じさせられ、少々懐古主義気味な私にとってとても良いなと思えるアルバムでした。

TEK from SMIF-N-WESSUN / SKIN ON TRIAL

TEK from SMIF-N-WESSUN / SKIN ON TRIAL
01. Skin On Trial 02. Tripping man 03. Money & Power 04. Let 'Em Lay feat. Black Rob 05. Bury You 06. Cold World (SO COLD REMIX) feat. BES 07. Shake & Bake 08. Bright Lights 09. JET LIFE (THE END REMIX) prod. ENDRUN 10. REAL DEAL feat. ISSUGI prod. 16FLIP 11. Skin On Trial (CHAMPION REMIX) prod. MASS-HOLE
私はこれまで「Dah Shinin'」を聴いたぐらいでそこまでだだハマりしたという感覚はないのですが、日本にはSMIF-N-WESSUNをはじめとするBOOT CAMP CLIK周辺の熱心なファンが多くいるというのは十分すぎるほど承知させられていて、というのも日本のヒップホップの情報を漁っていてもアーティストのインタビューなどで「BOOT CAMP CLIK周辺をよく聴いていて」ですとか「SMIF-N-WESSUNにハマって」などという言葉をよく目にしてきた気がします。(日本で「〜CAMP」と名前をつけた場合だいたいブーキャン好きというのは間違いないと思う)
そんなレジェンダリーなグループSMIF-N-WESSUNのTEKがこの度ソロアルバムをリリースし、なんとそこには日本から、BES、ENDRUN、ISSUGI、MASS-HOLEが参加しているという私には到底無視することができないものとなっておりました。(しかも来年世界発売されるらしい)
内容は、あくまでも「Dah Shinin'」のイメージで聴くと、ビートもラップも現行のシーンに沿ってしっかりアップデートされたもので「7INC TREE」内のTEKへのインタビューでも触れていたように、常に新しいものを取り入れていくと言っていたことを実際に聴いてなるほどなと感じつつ、かといって日本人による日本人が思うある意味王道のヒップホップトラックといえるものも採用する、ベテランでありながらTEKの柔軟さを伺えるアルバムでした。
やはり日本のアーティストがフューチャリングしたものやプロデュースした曲は意識せずとも耳に入ってくるのでとても印象に残りますし好きです。中でもDJ Premierを彷彿とさせるMASS-HOLEのCHAMPION REMIX(←ネーミングも最高)が非常にカッコよく自然と頭を振ってしまいました。
しかしながら自分が影響を受けたNYのアーティストと共演できるって相当嬉しいだろうな。
(というかBESとSMIF-N-WESSUNってSEEDAの「街風」の中で既に共演してたんだなと今iTunes見て改めて気付いた)
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