『池田学展 The Pen -凝縮の宇宙-』へ行く。

2017/06/16

『池田学展』パンフレット

 

 

 私はどうやら緻密な絵に惹かれます。Moebiusさんをはじめ、大友克洋さん、山口晃さん、会田誠さんなどなど。余談ですがMoebiusさんと誕生日が同じであったことを知ったときは驚きました。だからなんだってことはないのですが尊敬する人や好きな人と誕生日が一緒っていうのは地味に嬉しくないですか?

 

 

 

 さてさて池田学さんの話。私がはじめて観た作品は『存在』であったか『興亡史』であったか『予兆』であったか...。まあいずれにせよ緻密フェチの私にとってはとても興奮したのを覚えています。大きいカンバスに詰め込められたものに圧倒されました。

 

 

 

 順路途中の説明書きにあったのですが、本人としては細密画を描くアーティストのくくりに入れられることは違和感を感じるそうで、ただ単に緻密に描くことが目的ではなく、その集合体の立体感を描くことがゴールのようです。

 今回10cm四方の小さい作品から『誕生』のような幅4m高さ3mのものまで様々な大きさの作品が展示してありまして、やはり大きい作品ほど魅力が増すなと感じました。

 

 

 

 そしてインタビュー映像の中でおっしゃられていたこと。大きいものは一年、二年、もしくは三年をかけて描きあげるそうです。その年月のうちに当然いろいろなことが自身の周りで起こるわけで、それらも作品に反映されることもあると。時間軸が埋め込まれるというのは大変興味深かったです。

 何かをつくるとき大体はあらかじめ完成図を用意してつくるものですから、不確定要素をうまく取り入れることがその作品の魅力につながることもあり、何より長い年月をかけて描く中のモチベーションみたいなものにも関係しそうです。

 

 

 

 会場には120点もの作品が展示してありました。(というかそんなにあったのかと出品目録を見て思いました。ひとつひとつ楽しめたので疲れなかったです。) 今までにこれらの作品が一度に観れる機会ってあったのでしょうか? もしかしたら以前にも個展をやっていたかもしれませんが、それにしてもこの会期中に金沢にいれたことは運が良かったと思います。個人的には今回はじめて観た『Buddha』という作品が一番好きでした。

 ちなみに巡回展のようで、池田さんの故郷である佐賀から金沢(7/9まで)、そして9月27日から東京日本橋高島屋に来るようですよ。

 

 

 

 

 

 金沢21世紀美術館は兼六園や金沢城公園に近いので人を呼び込むのには良い立地であるということもありますが、誰もを歓迎してくれるオープンなイメージを持った建物をつくられたSANAAの功績は大きいように思います。(よく見られる四角い箱物の美術館が建てられていたら周辺の様相はまた違っていたでしょう。) 美術館としてだけではなく観光地としても成り立っているとてもいい美術館だなと改めて思いました。

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