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デスク desk

2016年

ウエスタンレッドシダー

ワトコオイル & BRIWAX 仕上げ

W1200 x D660 x H770 (外寸)

キャビネット

サイドボード

デスク

ショーケース1

ショーケース2

ペーパーコードスツール

ヘリンボーンスツール

ティッシュのやつ

スタンド

本とか立てるやつ(モルタル)

バケットハット

制作記

IKEA HELMER SILVER

IKEA / HELMER シルバー (素地)

ついでにこの引き出しについて。

金属の素地のものがいいなーとネットで探していたのですがなかなか見つからず、あったとしても結構値が張ります。

 

そこでIKEAのHELMER (確かセールで¥3000) という製品がサイズ感としてはまずまずだったのでそれを購入して塗装を剥がすことにしました。

HELMERはおそらく粉体塗装という方法で塗装してあり、このかなり強力な塗膜を剥がすにはどうすればいいのか調べた結果『リムーバー no.1』というものにたどり着きました。

この剥離剤、想像以上ににおいがきつく(酸っぱいにおいで気持ち悪くなる)、見た目はオレンジ色のジェル状で素手で触れるとだいぶヤバそうな雰囲気を醸し出しておりました。(マスク、ゴーグル、手袋必須です)

これを使えば確かに剥がれてくれるのですが、全パーツを素地が出るまでとなると非常に骨の折れる作業でして強烈なにおいも拍車をかけ途中挫折しかけました。

どうやらこの剥離剤は気温が高い方が効きがいいようです。あいにく作業したのは確か2月頃でしたので、真夏であればもう少し楽にできたのかもしれません。でももうたぶんやりません。

 まずこのぺージをつくるにあたり、このデスクが完成したときに撮った写真を見返したのですが、いつにも増して下手くそな写真ばかりで大変げんなりしました。(いつもであれば数撃ちゃ当たるじゃないですけども大量に撮ったうちの何枚かはまあまあ使えるのがあるんです...。)

 で撮り直すこともできないわけじゃないのですが、今自分の部屋にあるデスクを一度バラして作業部屋に持って行き、余計なものが写らないようなんとなく撮影スタイルに作業部屋を片付けそして撮影するというのが要は面倒なわけでありまして。できあがったときにちゃんと考えて撮るということの大切さをしみじみと感じております。

 さてこのデスクの話。これが出来上がるまで私は小学校入学のとき買ってもらった、いわゆる典型的な袖付き(引き出し一体型)の学習机を使っていたわけであります。天板の大きさは確か幅1000mmの奥行きが600mmぐらいで広さ的には特に支障はありませんでしたが、私が気になったのはこの「袖」であります。この袖がありますと袖部分の幅を除いた足が入れられる部分の幅しかワークスペースを活用できていないのではとふと思いました。

 やはりよく言われるようにデスクの有効スペースを広げることは作業の効率化につながります!(←自分の部屋では大した作業は無い) そんなことで作業効率を上げるためにも(←自分の部屋では大したry)このデスクをつくったわけでありますが、まあ別段変わった物ではありません。普通のデスクです。

 実際使うことを考えますと、物をしまう場所が全くないというのはとっ散らかる原因となりますのでキャスター付きの移動できる引き出しワゴンみたいなもの使うことにしました。それを先に選びまして(IKEAのHELMER)それに合わせるかたちでつくっていきます。ただこれを入れるとなるとHELMER自体の高さが695mmで、既に平均的なデスクの高さに達しているので仕上がりは770mmと割と高めのデスクになっています。天板は6畳という制限さえなければデカければデカい方がよかったのですが、限られたスペースですので圧迫感を与えない範囲でできるだけ広い天板を検討した結果1200mm×660mmに落ち着きました。欲をいえば後々のiMacへ移行を考えて奥行き750〜800mmぐらい欲しかったんですけどね。まあそれがいつになるかわかりませんし、学習机より広くなって余裕も感じられますので今のところ問題は無いです。

 天板と幕板の固定には「駒留」をつかっております。どうやらここをビスなどでガチガチに固定してしまうと、材が伸縮した際に歪みや割れが生じる可能性があるとのことです。なので伸縮したときの負荷を逃しつつ固定できるのがこの駒留だそうで。なかなか割れるほどの伸縮は想像しづらいのですが万全を期すためにもこの方法をとることにしました。駒留をつける位置を決定するのはまあ大体ここにつけとけばいいだろという勘です。天板裏側に鬼目ナットを埋め込み、幕板側のほぞ穴(この穴を余裕持って大きめにつくることで負荷を逃す)に駒留を入れてボルトで固定します。つくった駒留は全部で26個。小さいものの一応塗装もしたので地味に面倒でした。しかし天板がずれたりすることは全くなく思った以上にしっかり固定できています。(もしかしたら26か所もとめる必要はなかったかも)

 そして毎回悩まされる塗装ですよ。ウエスタンレッドシダーにはミディアムウォルナット(ワトコオイル)ぐらいの色の濃さまでであればあまりムラが目立たないということに端材で試して気付きました。天板、幕板はその甲斐あってこれはいいぞと息巻いて満足できるものだったのですが、脚部材、これは本当に同じ樹種なのかと思うほどにムラができます。天板もさることながらデスクにとって脚は結構顔になるところなんだけどな...とつくり直すことも少し考えましたがこの塗装の仕上がり予測不能感。今の自分にとってはつくり直して必ず塗装がうまくいくとは限りませんのでそのまま完成を目指すことにしました。(あとウエスタンレッドシダーはホームセンターで手に入る木材のなかでは割と高めです。しかもうちの近くのホームセンターでは取り扱いがない...)

 どなたかこのムラにならずにきれいに色がのってくれる木肌の見方とか教えてくれませんかね。非常に塗装は悩みどころで塗装前の写真とか見てしまうと無塗装のほうがよかったのではとか思ってしまうときがあります。

 でもまあ使って1年半ほど経つとそのムラもこのデスクの個性ということで愛着に昇華しておりますし、何より自分でつくったものを使っているという満足感の方が私にとって大きいです。(←うまくいかなかったことをDIY精神を掲げることで納得させている!)

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